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ANK免疫治療や超高濃度ビタミンC点滴など実績豊富な当院ではこれまでの経験を生かしたより効果的ながん治療を、なるべくコストを下げて全身管理に精通した医師の管理のもとで、受けていただくことが可能です。 組み合わせて治療を受けられる患者様方がご利用されやすいように、割引制度もあります。

がん統合治療

他のがん治療との併用

ANK細胞のがん細胞への殺傷性が高くても、体内にあるがん細胞の数が多すぎてはとても太刀打ちできません。免疫細胞療法は「免疫細胞」対「がん細胞」の戦いになるわけですから、「がん細胞の数」と「がんの勢い」「がんが戦いやすい性質かどうか」によります。
患者様の症状により、他の治療法と併用したほうが効率よい治療が行える場合があります。

  1. 外科療法(手術)との併用
  2. 化学療法(抗がん剤)との併用
  3. 放射線療法との併用
  4. 分子標的薬との併用
  5. 分子標的薬(抗体医薬品)との併用止について
  6. ホルモン治療との併用

どのような治療法が望ましいかは医師とご相談の上、お決めください。
当院ではANK免疫細胞療法超高濃度ビタミンC点滴の対応をしております。

1.外科療法(手術)との併用の場合

病巣は手術できるものであれば、除去したほうがより望ましいと考えます。がん細胞は1立方センチあたり10億個と言われています。
除去することによりがん細胞はかなり少なくなります。がん細胞が少なくなればANK細胞ががん細胞を限りなくゼロに近づけることが可能であろうと考えます。
また、手術でがん細胞が血中に飛び散った場合でも、増殖活性化されたNK細胞の特徴としてパーフォリンやグランザイム等々のたんぱく質分解酵素を出して、がん細胞をこなごなにして死滅させるので、手術前にリンパ球を取り出し培養し、手術後体内に戻すと、より一層効果的な治療ができます。これは、転移や再発の防止になります。

手術前にリンパ球を採取する場合

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手術後にリンパ球を採取する場合

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2.化学療法(抗がん剤)との併用

抗がん剤は増殖の早いがん細胞を死滅させる治療法ですので、がん細胞だけを殺傷するわけではありません。 正常細胞でも増殖の速い「骨髄細胞」「生殖細胞」「粘膜細胞」「毛髪細胞」にもダメージを与えます。

また、長期間続けるとがん細胞自体が「薬剤耐性」を持ち抗がん剤が効かなくなりますので、ある程度がん細胞が縮小した時点でANK免疫細胞療法を行うと、細胞数の上で優位に立てると考えます。

抗がん剤治療を行えば、当然リンパ球も損傷を受けますので、抗癌剤治療後にリンパ球を採取した場合、NK細胞を効率よく増殖活性化させるには、時間がかかる場合があります。
ANK細胞の治療はいつでも行えますが、できるだけ抗がん剤治療前にリンパ球を採取し、少しでも強いリンパ球を培養することをお勧めいたします。(抗がん剤投与例1)
また、抗がん剤治療をすでに行っている場合、抗がん剤の休薬期間に免疫力を向上させ、抗がん剤によるダメージを回復させる目的で、ANK免疫細胞療法を行うこともあります。(抗がん剤投与例2)

抗がん剤治療の場合は投与する抗がん剤の種類と投与間隔により、ANK細胞を点滴する間隔や点滴量もことなりますので、詳しくはご相談ください。

抗がん剤投与例1

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抗がん剤投与例2

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3.放射線療法との併用

放射線は抗がん剤と同様増殖の早いがんを死滅させる治療法です。抗がん剤が全身療法に対し、放射線は局所療法となりますので、治療箇所が限定されます。がん細胞を縮小させる効果も大きいですが、一連の照射でがん細胞が残ってしまった場合、被爆の関係で照射する放射線量に限界がありますので、同一部位に何度も照射することができなくなります。

抗がん剤同様放射線療法によってもリンパ球はダメージを受けます。抗がん剤ほどのダメージは受けませんが、できるだけ放射線療法前にリンパ球を採取し、少しでも強いリンパ球を培養することをお勧めいたします。

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4.分子標的薬との併用

分子標的薬とはがん細胞の中のがんに関わりのある分子を見つけだし狙い撃ちしようとするものです。
非常に小さい分子を標的にするので、正常細胞にダメージを与える確率が低く、抗がん剤のような副作用を少なくできるのではないかと考えています。
しかし、分子標的薬はがん細胞の増殖を抑えるもので、がん細胞を殺傷するものではありません。分子標的薬の投与によって、がん細胞の増殖を阻止し、ANK細胞でがん細胞を殺傷し、ANK免疫細胞治療を単独で行うよりも、時間的にも早く、コストの上でも効率よくがん細胞を減らすことができると考えます。
また、分子標的薬は抗がん剤と異なり、免疫を抑制することはありませんから、ANK免疫細胞療法と併用して行えます。

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5.分子標的薬(抗体医薬品)との併用

がん細胞はある抗原から信号を受け取り、栄養を取り込んで増殖します。分子標的薬の中にはがん細胞の抗原にくっつきその信号を遮断する抗体医薬品があります。抗体医薬品を使いうまく遮断されれば、がん細胞は栄養の補給路を断たれます。いわば兵糧攻めができるわけです。しかし、抗体医薬品はがん細胞を殺傷する働きはありませんので、殺傷できるものと一緒に使用する必要があります。

また、抗体は本来免疫の一構成成分ですから、免疫同士で協力しあった作用が知られており、その中でも特徴的であるのが抗体依存性細胞傷害(Antibody-Dependent Cellular Cytotoxicity)です。つまり、ADCC活性のことです。これは抗体とNK細胞が共同して行う細胞傷害活性で他のリンパ球、T細胞やB細胞には見られないものです。

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抗体医薬品としては現在「ハーセプチン」や「リツキサン」などががんの種類など条件によって保険適用で治療が行われています。このほかにも抗体医薬品がありますが、今後さらに抗体医薬品が開発されれば、さまざまながんに対してNK細胞を効率よくがん細胞の周りに集めることができます。

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6.ホルモン治療との併用

がんの種類は特定されますが、ホルモンの影響を受けて増殖することが多いがん細胞に対しては、ホルモン剤を用いて、ホルモンの分泌を抑える治療を行えばがんの増殖を阻止することが可能です。
ホルモン剤は抗がん剤と異なり、免疫を抑制しませんのでANK治療と同時に行えます。

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